端午(たんご)の節句(せっく)にかかせない「ちまき」は、中国から伝わったといわれています。中国では、もともと、ちまきは水の神様へのささげものでした。戦国(せんごく)時代の楚(そ)の大臣(だいじん)であった屈原(くつげん)が長江(ちょうこう)に身を投げた5月5日を命日として、「ちまき」を長江に投げ入れ、屈原の霊(れい)をしずめたことが始まりとされています。
日本では、米や上新粉(じょうしんこ)で作った細長く白いお餅(もち)を、笹(ささ)の葉でまいて、ちまきを作ります。それは、現在、関西で食べられているちまきです。関東では、おこわを笹の葉でつつむ中華(ちゅうか)ちまきのことを、ちまきと言います。

「おこわ」を笹(ささ)の葉でくるみます。
南アジアの「ちまき」は、「カオ・ラーム」といいます。「カオ・ラーム」は、竹づつにモチ米、またはもち米にうるち米をまぜたものを入れ、ココナツミルクか水を注いでからふたをして、たき火にかざして焼いて作ります。味や形は、日本の「ういろう」によくにています。
米にひき肉、たまねぎをくわえて、ぶどうの葉かキャベツでくるんで、煮(に)ます。