
野生のぶどうはヨーロッパが原産地(げんさんち)です。人の手で栽培(さいばい)されるようになったのは、西アジアで、紀元前(きげんぜん)4000年ごろからです。紀元前3000年には、エジプトでワインが作られるようになり、それがヨーロッパに伝(つた)えられました。中国には、紀元前2000年ごろに西域諸国(せいいきしょこく)からぶどう栽培が伝わりました。
日本でぶどうが栽培されるようになったのは1100年代、平安時代の終わりごろからで、本格的(ほんかくてき)に栽培(さいばい)されるようになったのは、江戸時代(えどじだい)になってからです。しかし、奈良時代(ならじだい)にはぶどうの模様(もよう)は伝わっていましたし、ほしぶどうやワインなども、貴族(きぞく)の食卓(しょくたく)に上っていたかもしれません。
アンズは、中国の華北(かほく)から東北にかけての山の中、寒い地域(ちいき)が原産地(げんさんち)だと考えられています。紀元前(きげんぜん)にシルクロードをこえて中央アジアに伝わり、さらにギリシアやローマでも栽培(さいばい)されるようになりました。
アンズが日本に伝わったのは、平城京(へいじょうきょう)の時代です。当時、アンズは「唐桃(からもも)」といわれ、主に長野県で栽培されていました。アンズの種は、セキや風邪の薬として使われていました。