食べ物「物を調べよう」

▼シルクロードから
伝(つた)わった食べ物を
調べてみよう

野菜(やさい)

やさいがどの国から伝わったのかしらべてみよう

「な す」

なす

なすの原産地(げんさんち)は、インドです。400年代には西アジア、中国、そして北アメリカにも伝(つた)わっています。日本には700年代以前(いぜん)に中国または朝鮮半島(ちょうせんはんとう)から伝わってきました。ヨーロッパには1200年代に伝わりました。

南アジア、東アジア、西アジア、ヨーロッパなど、シルクロード沿(ぞ)いの地域では、それぞれにちがう種類(しゅるい)のなすがあります。


「レタス」

レタス

レタスの原産地(げんさんち)は西アジアです。古代エジプト時代から、ギリシア、ローマとヨーロッパで食べられ、中国にも伝えられました。そして中国から日本に伝わりました。

レタスは新しく日本に入ってきた野菜(やさい)のように感じます。しかし、実は奈良時代(ならじだい)か平安時代には、シルクロードを通って日本に伝わっていました。当時の日本のレタスは「ちしゃ」といわれる、育っても玉の形にならないタイプのものでした。


「カ ブ」

カブ

カブも、奈良時代(ならじだい)に伝えられました。『日本書紀(にほんしょき)』や『万葉集(まんようしゅう)』にも登場する野菜(やさい)です。

日本には2種類(しゅるい)のカブあります。1つは中国から伝わったカブで、主に西日本で栽培(さいばい)され、アジアが原産(げんさん)です。もう1つは、朝鮮半島(ちょうせんはんとう)から伝わったカブで、東日本で栽培され、ヨーロッパが原産です。野沢菜(のざわな)は丸い根っこはありませんが、日本で発達(はったつ)したカブの1種です。


「きゅうり」

きゅうり

きゅうりの原産地(げんさんち)は、インドの西北にあるヒマラヤ山のふもとです。インドでは、3000年以上(いじょう)前からきゅうりが栽培(さいばい)されていました。エジプトでも同じ時期からきゅうりは栽培されていましたが、これはエジプトきゅうりという、ちがう種類(しゅるい)のものだったかもしれません。ヨーロッパに伝わったのは1500年代です。中国へは中央アジアの胡(こ)という国から漢の時代に伝わり、胡瓜(きゅうり)という字でかかれるようになりました。日本にも平安時代には伝わりましたが、たくさん作られるようになるのは江戸時代(えどじだい)の中期からです。


「ね ぎ」

ネギ
玉ねぎ

ねぎの原産地(げんさんち)は中国の西側地域(にしがわちいき)です。ねぎやたまねぎを伝えたのは、中央アジアの遊牧民(ゆうぼくみん)で、日本には中国から伝わりました。

古代日本では、ねぎは薬草と考えられていました。橋の欄干(らんかん)や神社の屋根につけられているかざりは、ギボシといい、ねぎぼうずをあらわしています。これは、当時、ギボシには魔(ま)よけの役目があると信じられていたからです。


「にんにく」

にんにく

にんにくは、紀元前(きげんぜん)3000年ごろからエジプトで栽培(さいばい)され始めました。中国へは、前漢(ぜんかん)の武帝時代(ぶていじだい)に西の国から伝わったとの伝説(でんせつ)がのこっています。日本にも、シルクロードの時代に中国から伝わりました。平安時代の『延喜式(えんぎしき)』という法律(ほうりつ)の本には、にんにくが登場しています。