遊び「物を調べよう」

▼シルクロードから
伝(つた)わった遊びを
調べてみよう

ブランコ

ゆさはり

インドで生まれた「ブランコ」

どこの公園にもあるブランコは、紀元前(きげんぜん)2000年のインドの儀式が起源(きげん)です。古代インドでは、プレンカとよばれ、豊作(ほうさく)をねがう農耕儀式(のうこうぎしき)の道具として用いられました。神様がブランコにのっている像(ぞう)がのこっています。

日本に伝(つた)わったのは、700年代ごろと考えられています。

日本のブランコでは、ブランコ、鞦韆(しゅうせん)、由佐波里(ゆさはり)、の3つの名前があります。

由佐波里がもっとも古く、一本のひもにぶら下がって遊んでいたようです。現在(げんざい)でも、方言でブランコを「ゆさはり」と呼ぶ地方あります。

鞦韆は、中国から伝わった名前で、中国では秋千ともかきました。

ブランコは、戦国時代にポルトガル語のバラソン(BALANCO)がなまったものと言われています。また、「ぶらん、ぶらん」と動く様子からよばれたという説(せつ)もあります。


シルクロードの国々のブランコをみてみよう

アジアの「ブランコ」

アジアでのブランコ発祥(はっしょう)の地は、インドです。「プレンカ」というヒンドゥー教の儀式(ぎしき)で、女性が太陽を象徴(しょうちょう)するブランコに乗ると、太陽の力が弱まるのをふせぐと言われています。それは、太陽と女性が結婚(けっこん)することを意味しました。また、農耕(のうこう)儀礼でもブランコ乗りがおこわれました。ブランコは、もともと太陽のよみがえることをいのり、冬至(とうじ)におこなう行事であったとも考えられていました。

また、中国・韓国でも、ブランコは女性の遊びでした。韓国ではサンクネ、中国では秋千(しゅうせん)、といいます。

中国では、寒食節(かんしょくせつ)という春には太陽のよみがえりをねがう儀式で、女性がブランコに乗りました。プレンカのえいきょうがよく分かります。

韓国では、端午節句(たんごのせっく)に女性がブランコに乗りました。旧暦(きゅうれき)の端午節句は夏至(げし)に近く、太陽の力がいちばん強い時から弱まる時期にあたりますから、やはりプレンカのえいきょうが見られます。