囲碁が中国から伝(つた)わったのは、飛鳥(あすか)時代だったようです。大宝律令(たいほうりつりょう)の「僧尼令(そうにれい)」に、かけごとは禁止(きんし)するが、碁や琴(こと)はよいと書かれています。奈良時代では、僧侶(そうりょ)や貴族(きぞく)の間で、おおいにはやっていたようです。
正倉院(しょうそういん)には、日本でもっとも古い碁盤(ごばん)、桑木木画碁局(くわのきもくがのききょく)と木画紫檀碁局(もくがしたんのききょく)がおさめられています。桑木木画碁局は、現在(げんざい)の碁盤と同じように線が19本、星目(せいもく)も9個なので、遊び方もおそらく今と同じだったと思われます。
囲碁が、平安時代には貴族(きぞく)たちの間で打たれていたことは、『源氏物語(げんじものがたり)』や『枕草子(まくらのそうし)』にでてきます。
戦国時代から武士の間で流行し、豊臣秀吉(とよとみひでよし)や徳川家康(とくがわいえやす)も強かったそうです。この時代に現代の囲碁のルールができました。江戸時代には庶民(しょみん)にもひろまりました。

中国の昔(むかし)の碁盤(ごばん)は、17路だったと言われています。東南アジアには、同じ碁盤がありますが、 中国から伝わったものです。
三国時代の孫策(そんさく)と部下の呂範(ろはん)の棋譜(きふ)がのこっています。現存(げんぞん)するもっとも古い棋書は、『忘憂清楽集(ぼうゆうせいらくしゅう)』です。