遊び「物を調べよう」

▼シルクロードから
伝(つた)わった遊びを
調べてみよう

コマ遊び

平城京(へいじょうきょう)に伝(つた)わった「コマ遊び」

コマ

コマは、奈良時代に中国から伝わり、寺や神社の縁日(えんにち)の余興(よきょう)でおこなわれていたものが、しだいに子供の遊びになったようです。

江戸(えど)時代には、大人もコマで遊ぶようになり、いろんなコマが作られました。遊び方には、回る時間を競(きそ)うほか、あてごま、つばめ返しなどの勝負(しょうぶ)を決めるものなどがあります。

江戸時代には、歯磨(はみが)き売りが、独楽(こま)回しの曲芸(きょくげい)をして子供たちの人気を集めました。

現在、日本のコマには、木製(もくせい)・ブリキ製・ベーゴマがのこっています。回し方には、手で直接(ちょくせつ)回す、ひもをコマにまきつけて回す、回してからひもでたたいてさらに回転させるなどの方法があります。


シルクロードの国々のこまをみてみよう

東アジアの「コマ」

中国のコマ

中国

中国では、コマは紐(ひも)を使って、縦(たて)に回転させます。それを高く投げて、落ちてくるのをキャッチしたり、また、何人かでコマを投げ合ったりなど、曲芸(きょくげい)のようにして楽しんでいたようです。


韓国(かんこく)

韓国のコマ

韓国では、コマをペンイといいます。こまの形や遊び方は、日本と少しちがいます。

1700〜1800年代ころに、ピンイとよばれていたのが、ペンイと言われるようになりました。ペンイは、子どもたちが氷の上で回す、冬の代表的な遊びです。


ペンイの遊び方

ペンイは、はじめ両手で回すか、まきつけてひもをひっぱって回します。回りはじめたら、長いヒモでこまをビシッバシッと、回っている向きに合わせて打って、回しつづけます。


遊び方には 、次の4つがあります。

  1. 長いひもで、こまをたたきながら動かし、ゴールへの早さをきそう。
  2. こまをぶっつけ合って、円や四角いわくから、相手のコマを外に出す。
  3. コマをぶつけあい、相手のコマをたおす。
  4. どちらが長く回わしつづけるかをきそう。

南アジアの「コマ」

畑をやいて肥料(ひりょう)にする農業を行っている地域(ちいき)では、米や麦の収穫(しゅうかく)の時期に、コマ回しが禁止(きんし)されることがあります。病気になったり、不幸が起こるためといわれています。でも、なかには、コマを回すと精霊(せいれい)がよろこぶといって、1年中コマ回しをする地域もあります。


ヨーロッパの「コマ」

ヨーロッパのコマ

ヨーロッパでも1800年代からコマ遊びが流行しました。

世界のこまの起源(きげん)は紀元前(きげんぜん)1900〜1300年代のエジプトといわれています。また古代ギリシャの陶器(とうき)の表面にもたたきゴマをまわす男女の絵が描かれ、何千年ものあいだこまは人々の間であそばれてきたものとわかります。