平城京のくらし(平城京)

▼平城京の人々の
くらしを調べてみよう

衣服(いふく)

中国の影響(えいきょう)を受けていた衣服(いふく)

平城京の衣服イメージ

貴族(きぞく)や役人は、公式な場所で着る服については、法律(ほうりつ)で決められていました。位(くらい)によって服の色や、帯(おび)のかざりがちがうため、一目で身分が分かりました。帯は、布(ぬの)のベルトのようなもので、体の前でむすんで使いました。服の形は中国の影響を受け、男性(だんせい)はひざ下くらいまである上着とズボンを着ていました。革(かわ)のくつをはき、手には笏(しゃく)を持ち、刀を身につけていました。笏は、細長い板で、うらがわに用事をわすれたときに見るメモをはっていました。女性は上着とすその長いスカートをはいていました。上着にはベストを重ねて着、ショールをしていました。ショールは西アジアの女性が強い日ざしをさけるために使ったもので、中国を通って日本に伝(つた)わってきたものです。

役人や一般(いっぱん)の人が普段(ふだん)着る服は、模様(もよう)がなく、色もついていないものでした。

農民(のうみん)は、ひざたけのワンピースのような服を着ていました。農作業に適(てき)した形の服でしたが、着心地はあまり良くなかったようです。