平城京のくらし(平城京)

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くらしを調べてみよう

官吏(かんり)のくらし

朝早くから出勤(しゅっきん)

官吏イメージ

官吏とは役人のことです。朝6時半前には平城宮(へいじょうきゅう)にある役所に出勤し、お昼ぐらいまで仕事をしていました。仕事がいそがしければ午後にも仕事をしたようです。また仕事の態度(たいど)や出席(しゅっせき)日数を評価(ひょうか)する成績表(せいせきひょう)もありました。

また天皇(てんのう)のきさきたちが生活する後宮(こうきゅう)では多くの女性(じょせい)がはたらいていました。貴族(きぞく)の娘(むすめ)や郡司(ぐんじ)[地方の役人]の一族から美しい娘たちが集められ、きさきのお世話をしました。


役人の地位(ちい)によるちがい

貴族(きぞく)とは、五位以上(いじょう)の位の人のことをいいます。貴族と下級役人とでは、給料や与えられる土地の面積に大きな差(さ)があり、生活もまったくちがっていました。また、服の色やかざりも位によって細かく決められていました。

  年収(ねんしゅう) 宅地(たくち)面積
F(平方メートル)
(上着)の色
単位:文 単位:円
貴族 正一位 52084 3億7455万 6万7000 深い紫(むらさき)
従一位 47084.2  
正二位 35398 1億2484万 浅い紫
従二位 31448.2  
正三位 23542 7490万
従三位 19152.2  
正四位上・下 6079.2 4119万 1万6000 深い緋(ひ)
従四位上・下 5078  
正五位上・下 3274.6 2801万 浅い緋
従五位上・下 2446.7  
下級
役人
正六位上・下 800 704万 8000 深い緑
従六位上・下 760   4000
正七位上・下 600 493万 2000 浅い緑
従七位上・下 560   1000
正八位上・下 400 355万   深い縹(はなだ)
従八位上・下 360   500
大初位上・下 320 256万   浅い縹
少初位上・下 280    
無位     250

緋(ひ)とは、茜(あかね)という植物を使ってそめた色で、こくて明るい赤色といわれています。縹(はなだ)とは、藍(あい)という植物でそめた色で、うすいネギの葉の色(浅葱(あさぎ)色と藍色の中間くらいの色といわれています。また、「深い」とは何度も染めたことを表し、「あさい」ものにくらべ、色がこくなっています。