作ってみよう

シルクについて

カイコの糸はいろんな活用方法があるんだよ。

シルクの構造(こうぞう)

カイコのはいた糸は、2種類(しゅるい)のタンパク質(しつ)からできています。内側(うちがわ)の三角形を2つ合わせたような部分がフィブロインというタンパク質、その外側をつつむようにセリシンというタンパク質があります。

フィブロイン

フィブロインは生糸(きいと)となる部分です。フィブロインは、フィブリルという細いせんいの数百本の集まりです。フィブリルは、さらに細いミクロフィブリルのたばからできています。

セリシン

もう一つのタンパク質であるセリシンは、2本のフィブロインをつなぐ役割(やくわり)をしています。セリシンは水に溶(と)けやすい部分と溶けにくい部分がありますが、繭をお湯で煮(に)ると生糸を取り出すことができます。生糸には水に溶けにくいセリシンが残っているので、織物にする時には薬品などを使って取り除きます。織物によってセリシンの全くないものや多く残されたものなどがあります。このセリシンは生糸や絹織物(きぬおりもの)をつくる時に、じゅうような役割(やくわり)をしています。各地にさまざまな絹織物がある、その種類の豊富(ほうふ)さは、このセリシンによって作りだされます。

シルクって、着るものだけに使われているの?

シルクは、今まで、主に絹織物として使われてきました。最近(さいきん)では、さまざまなものに利用(りよう)されるようになりました。

シルクはタンパク質でできているので、食べても問題はありませんから、ダイエット食品や健康維持(けんこういじ)の機能性食品(きのうせいしょくひん)に使われています。医療(いりょう)の分野では、薬や手術(しゅじゅつ)のぬい糸、コンタクトレンズなどにも利用されています。また、新しい衣料品(いりょうひん)として、アトピーになやむ人の肌着(はだぎ)に利用されるなど、いろいろ新しい使い道が考えられています。

このようにシルクは、まだまだ、たくさんの可能性(かのうせい)をひめています。